2021.07.07

ー 安曇野 ー 周岳山 法蔵寺 

再生工事

安曇野にあります法蔵寺様の、寺務室の改修と

小屋裏の束柱・貫の入れ替えを行わせていただきました。

 

昭和の初め頃の改修で取り付けた天井を取外し、

昔は現しになっていた「小屋組」を煤払いしまして、

また室内に見えるようにしました。

 

建物が大きい為、再度表れた小屋組の迫力はなかなかのものです。

 

 

 

 

 

 

束柱は150角の桧ですが、写真で見ると120角くらいにしか見えません。

それほど、この建物を構成している廻りの部材が如何に大きいのかということが解ります。

 

 

法蔵寺様の魅力は本堂の他にも、庭園、山門といろいろあり、

また、定期的に庫裡で芸術展も開催されています。

美術館で見る作品とは、また一味違う雰囲気を味わうことが出来ます。

 

7月27日(火)から 安曇野涼風扇子展 が開催されます。

梅雨明けの暑さ厳しい頃になります。

涼をとりながらぜひご覧いただければと思います。

 

 

2021.06.26

田の造る椅子シリーズ

田のさまざまな仕事

田の職人が造る椅子シリーズ

 

 「栗の木ベンチ」 「古材を使ったベンチ」

 

 ご希望ございましたら作製します。

 

2021.02.04

古民家 移築再生計画

再生工事

暮れも押し迫った昨年の12月、長野県茅野市丸山地区にありました

築137年の平屋建て古民家の解体工事を行いました。

この建物は、今年、移築再生されます。しばらくは工場で保管します。

 

代々、糀と味噌を扱った旧家でした。

大黒柱・小黒柱はケヤキ材、その他の柱は八ヶ岳のコメ栂と栗材を併用しています。

梁は地松で、通し長さは16mにも及ぶ材を使っていました。

二重から三重に組み合わせていますので、

解体→組立の順番を、番付に残す事が重要でした。

棟札がしっかり残っていましたので、

この建物の建築年月日・棟梁名もわかりました。

明治16年(1883年)11月上棟。

棟梁はとなり村の原村に住む清水市造輝一氏、

杣工棟梁も同地に住む荒木橋造氏と記されていました。

   

本年6月より、仮組立て・部材の取替等、

移築再生計画に向けての工事が始まります。

移築先は、諏訪郡富士見町です。農業もできる広い土地です。

平屋建てか、一部小屋裏を利用して2階建てを予定しています。

随時、進行状況をお知らせ致します。

 

2021.01.08

あけましておめでとうございます

田のさまざまな仕事

2021年 皆様にとりまして穏やかな一年になりますよう 

心よりお祈り申し上げます

 

さて、昨年暮れより設計施工をさせていただいております

蓼科温泉郷「音無の湯」 一部廊下、脱衣室の模様替え工事が完成しました。

老朽化が進んだ部分から順次改修を行っていました。

今年も引き続き修繕を行わせていただきます。

 

地下1000Mから湧出する源泉かけ流し天然温泉で、

心と身体を癒すのもよいのではないでしょうか。

 

 

温泉への廊下は地下のため、薄暗いイメージを一新しました。

ウィリアムモリスの「いちご泥棒」や「イチジク」を壁掛けに、

1900年代のイギリスの家具と椅子を置き、休憩の場としました。

地下250Mから自噴する蓼科の天然水を自由に飲める休憩の場です。

 

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