2021.06.26

田の造る椅子シリーズ

田のさまざまな仕事

田の職人が造る椅子シリーズ

 

 「栗の木ベンチ」 「古材を使ったベンチ」

 

 ご希望ございましたら作製します。

 

2021.02.04

古民家 移築再生計画

再生工事

暮れも押し迫った昨年の12月、長野県茅野市丸山地区にありました

築137年の平屋建て古民家の解体工事を行いました。

この建物は、今年、移築再生されます。しばらくは工場で保管します。

 

代々、糀と味噌を扱った旧家でした。

大黒柱・小黒柱はケヤキ材、その他の柱は八ヶ岳のコメ栂と栗材を併用しています。

梁は地松で、通し長さは16mにも及ぶ材を使っていました。

二重から三重に組み合わせていますので、

解体→組立の順番を、番付に残す事が重要でした。

棟札がしっかり残っていましたので、

この建物の建築年月日・棟梁名もわかりました。

明治16年(1883年)11月上棟。

棟梁はとなり村の原村に住む清水市造輝一氏、

杣工棟梁も同地に住む荒木橋造氏と記されていました。

   

本年6月より、仮組立て・部材の取替等、

移築再生計画に向けての工事が始まります。

移築先は、諏訪郡富士見町です。農業もできる広い土地です。

平屋建てか、一部小屋裏を利用して2階建てを予定しています。

随時、進行状況をお知らせ致します。

 

2021.01.08

あけましておめでとうございます

田のさまざまな仕事

2021年 皆様にとりまして穏やかな一年になりますよう 

心よりお祈り申し上げます

 

さて、昨年暮れより設計施工をさせていただいております

蓼科温泉郷「音無の湯」 一部廊下、脱衣室の模様替え工事が完成しました。

老朽化が進んだ部分から順次改修を行っていました。

今年も引き続き修繕を行わせていただきます。

 

地下1000Mから湧出する源泉かけ流し天然温泉で、

心と身体を癒すのもよいのではないでしょうか。

 

 

温泉への廊下は地下のため、薄暗いイメージを一新しました。

ウィリアムモリスの「いちご泥棒」や「イチジク」を壁掛けに、

1900年代のイギリスの家具と椅子を置き、休憩の場としました。

地下250Mから自噴する蓼科の天然水を自由に飲める休憩の場です。

 

2020.12.29

2020年 「修繕」「再生」

再生工事

2020年は、田空間工作所にとりまして、修繕再生の一年となりました。

造詣が深いお施主様とのご縁がある年になりました所以です。

 

 

楽茶

JR上諏訪駅から国道20号線を茅野方面へ向かって約500Mくらい進んだところに

[鍵の手交差点]があります。

この辺り一帯は、5軒の酒造蔵や、寺院、神社、仏閣が多く残され、

悠久の時を感じられる場所です。

この交差点のとなり「横笛酒造」さんの脇の路地を入ったところに、

6年前元鉄工所を改修し「楽茶」はオープンしました。

本年、ふたたび再改修を行い、昔懐かしい純喫茶を彷彿とさせるメニューと、

地酒も楽しめる茶房へと発展的に引き継がれました。

店舗内には「鍛冶屋文庫」と命名された図書が並び、

クラシックからジャズ、ポピュラーまで楽しめる

オーディオが揃い、楽茶こだわりのコーヒー、紅茶も用意されています。

一度、細い路地に迷い込んで、ほっとしていただける時間と空間を

お楽しみくださいませ。

終わりのない改修を、田空間工作所が施工させていただきました。

 

 

 

「新築以上の民家再生」 -富士見の家-

昨年7月より、築100年の民家の再生を始めました。

工期を3期に分け、15ヶ月をかけての長丁場です。

再生は、第1期を1階部分、第2期を屋根部分、第3期を2階部分に分け、

不要な部分については減築し、修繕を行いました。

「あと100年は持たせたい」というお施主様の希望もあり、

現行法での軸組計算を行い、断熱性能もZEH基準をクリア出来るレベルで

設計を行っています。

柱は八ヶ岳の栂150角、梁は赤松、大黒柱は欅が使われていますが

煤を落とし、もう一度着色し直すと、

かなりのボリューム感がまた生まれました。

新築以上の民家再生、伝統工法の造りだす趣と

大胆な構造が現代人の心を打ちます。

 

 

 

 

 

 

 

TOP ぼちぼち計画 仕事集 田からのお知らせ 田について BLOG 資料請求・お問合せ

PAGE TOP