2022.02.12

冬景色 -長野県 富士見町ー

再生工事

一昨年の暮れ、移築再生のため築137年の古民家の解体工事を行いました。

昨年末から、解体した民家の墨付・加工を工場で行っておりまして、

今年1月から、いよいよ現場での再生工事が始まりました。

2月10日の降雪まで天候に恵まれ、土台敷から一階部分の建方までが完成したところです。

大きく長く、複雑な梁組を組んでいく建方の様子はとても壮大で、感動しました。

職人の高揚感、そして慎重に進める姿にも、いつもながら感動しました。

 

お施主様は、以前から移住する古民家を探していらっしゃいまして、

私共のぼちぼち計画の民家にも何度も足をお運びいただいていた方です。

海外勤務を終えたタイミングで本格的に探し始め、私共もいろいろと試みていましたが

なかなか現地再生民家(もともと建っていた場所での建物再生)を

見つけることは難しいものでした。

最終的に、土地を決定し、別の地に建つ古民家の移築再生工事の計画となりスタートしました。

 

雪かきを終えて、続きの工事が始まりました。

春の兆しが見えるころ、屋根下地が出来上がる建前となります。

 

 

 

同じ富士見町で「ぼちぼち計画」初の、新築の建物の販売を行っています。

通称「ショウリョウバッタの家」

こちらも雪かきを終えた雪景色の中で、

春を待つ庭の植物が際立つようになりました。

山梨との県境にありまして、日当たりが良い地域です。

諏訪地方で梅がいち早く咲く寺院として有名な、三光寺様が近くにあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021.07.07

ー 安曇野 ー 周岳山 法蔵寺 

再生工事

安曇野にあります法蔵寺様の、寺務室の改修と

小屋裏の束柱・貫の入れ替えを行わせていただきました。

 

昭和の初め頃の改修で取り付けた天井を取外し、

昔は現しになっていた「小屋組」を煤払いしまして、

また室内に見えるようにしました。

 

建物が大きい為、再度表れた小屋組の迫力はなかなかのものです。

 

 

 

 

 

 

束柱は150角の桧ですが、写真で見ると120角くらいにしか見えません。

それほど、この建物を構成している廻りの部材が如何に大きいのかということが解ります。

 

 

法蔵寺様の魅力は本堂の他にも、庭園、山門といろいろあり、

また、定期的に庫裡で芸術展も開催されています。

美術館で見る作品とは、また一味違う雰囲気を味わうことが出来ます。

 

7月27日(火)から 安曇野涼風扇子展 が開催されます。

梅雨明けの暑さ厳しい頃になります。

涼をとりながらぜひご覧いただければと思います。

 

 

2021.02.04

古民家 移築再生計画

再生工事

暮れも押し迫った昨年の12月、長野県茅野市丸山地区にありました

築137年の平屋建て古民家の解体工事を行いました。

この建物は、今年、移築再生されます。しばらくは工場で保管します。

 

代々、糀と味噌を扱った旧家でした。

大黒柱・小黒柱はケヤキ材、その他の柱は八ヶ岳のコメ栂と栗材を併用しています。

梁は地松で、通し長さは16mにも及ぶ材を使っていました。

二重から三重に組み合わせていますので、

解体→組立の順番を、番付に残す事が重要でした。

棟札がしっかり残っていましたので、

この建物の建築年月日・棟梁名もわかりました。

明治16年(1883年)11月上棟。

棟梁はとなり村の原村に住む清水市造輝一氏、

杣工棟梁も同地に住む荒木橋造氏と記されていました。

   

本年6月より、仮組立て・部材の取替等、

移築再生計画に向けての工事が始まります。

移築先は、諏訪郡富士見町です。農業もできる広い土地です。

平屋建てか、一部小屋裏を利用して2階建てを予定しています。

随時、進行状況をお知らせ致します。

 

2020.12.29

2020年 「修繕」「再生」

再生工事

2020年は、田空間工作所にとりまして、修繕再生の一年となりました。

造詣が深いお施主様とのご縁がある年になりました所以です。

 

 

楽茶

JR上諏訪駅から国道20号線を茅野方面へ向かって約500Mくらい進んだところに

[鍵の手交差点]があります。

この辺り一帯は、5軒の酒造蔵や、寺院、神社、仏閣が多く残され、

悠久の時を感じられる場所です。

この交差点のとなり「横笛酒造」さんの脇の路地を入ったところに、

6年前元鉄工所を改修し「楽茶」はオープンしました。

本年、ふたたび再改修を行い、昔懐かしい純喫茶を彷彿とさせるメニューと、

地酒も楽しめる茶房へと発展的に引き継がれました。

店舗内には「鍛冶屋文庫」と命名された図書が並び、

クラシックからジャズ、ポピュラーまで楽しめる

オーディオが揃い、楽茶こだわりのコーヒー、紅茶も用意されています。

一度、細い路地に迷い込んで、ほっとしていただける時間と空間を

お楽しみくださいませ。

終わりのない改修を、田空間工作所が施工させていただきました。

 

 

 

「新築以上の民家再生」 -富士見の家-

昨年7月より、築100年の民家の再生を始めました。

工期を3期に分け、15ヶ月をかけての長丁場です。

再生は、第1期を1階部分、第2期を屋根部分、第3期を2階部分に分け、

不要な部分については減築し、修繕を行いました。

「あと100年は持たせたい」というお施主様の希望もあり、

現行法での軸組計算を行い、断熱性能もZEH基準をクリア出来るレベルで

設計を行っています。

柱は八ヶ岳の栂150角、梁は赤松、大黒柱は欅が使われていますが

煤を落とし、もう一度着色し直すと、

かなりのボリューム感がまた生まれました。

新築以上の民家再生、伝統工法の造りだす趣と

大胆な構造が現代人の心を打ちます。

 

 

 

 

 

 

 

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