2023.10.26

「住宅の再生」 城山の家 

再生工事

本年4月より取り組みました「城山の家 再生工事」は

10年以上空き家となっていた平屋建ての建物です。

昭和50年に別荘として建てられた建物を、

今回は模様替えという方法で再生しました。

 

(外観について)

城山に建つこの家は、松本市に明治時代より発展した

「擬洋風学校建築」ならびに、大正期の(旧)松本高等学校(あがたの森)

を参考に、風致地区内にあることを考慮し、下見板張りと漆喰塗の外壁、

昭和50年代のタイル貼壁等で構成した外観に整えました。

また屋根の中央、四角形平面の塔屋の上に

少々風変わりの小屋裏換気口を取り付けています。

 

(内装について)

この建物の模様替えをご依頼いただいたお施主様が、海外生活の長いことも

あり、内装床にタイル貼りを多く使用しています。

そして、全館ほぼ床暖房を施し、予備暖房に蓄熱暖房機も用意されています。

またお施主様が音楽家でもありピアノを弾かれることも考慮に入れ、

窓のトリプルガラス化、内壁・天井裏は吸音・断熱を含め2層化しています。

 

細かく室割をせず、広い空間をうまく使い分けすることで

よりストレスなく住みやすく過ごしやすい空間になったのではないでしょうか。

 

城山の家は、何時誰が来ても過ごしやすく、そして何十年後かに

次の世代に受け継がれることを、お施主様も田も願っています。

 


 

 

再生前の建物の様子

 

 

 

 

 

 

 

2022.10.18

佛法紹隆寺内 開雲寺寮(庫裡)内外装修繕工事  ー長野県諏訪市ー

田のさまざまな仕事

ー 佛法紹隆寺 ー

 

現在、開雲寺寮は佛法紹隆寺の御住職の庫裡として使用されていますが、

元々は 初代高島藩主 諏訪頼水公の父、頼忠公を祀るために

建てられた建物であったようです。

 

今回は、老朽化により1970年(昭和45年)に建て替えられた

開雲寺寮を、修繕という方法で再生を試みました。

( 耐震・断熱性能等現行法に沿うかたちで見直しを行っています。)

 

 

そもそも建物を残すことも大切でしたが、この立地条件が、

1712年(正徳2年)4代藩主 忠虎公の命により築造された

石垣の上に建てられていることが大切でした。

 

300年を超える石垣(布積・打込接方式と思われる)が美しく映える環境、

寺院という長い時間を伴う環境にとけ込める再生を

如何に実現するかということににかかっていました。

 

 

10月1日から、ここ佛法寺様では、

「諏訪神仏習合プロジェクト」の企画のもと、

11月27日まで秘仏が公開されます。

 

紅葉も大変きれいなお寺様ですのでぜひこの期間に参拝にお出掛けくださいませ。

 

2022.09.02

民家移築再生 完成 ー長野県富士見町ー

再生工事

7月末、富士見町への移築再生工事が完成しました。

お施主様ご夫妻は、何年も海外生活をご経験されたことからか日本民家に思い入れがあり、

数年に渡り民家を探していらっしゃいました。

なかなか気に入った民家を見つけることが出来ませんでしたが、一昨年の初冬、

たまたま解体を行う築137年の民家にめぐり逢い、お気に召していただき、

今回の移築再生の運びとなりました。

再生された民家も、お施主様ご夫妻も、

富士見町のこののどかな地で末永く過ごされることを願い

「設計者の私はいませんが、あと100年は大丈夫ですよ!」

と申し上げ、お引渡しをさせていただきました。

 

 

 

 

2022.06.01

長野県富士見町(小淵沢ICから車で10分)「販売内覧会」開催中

ぼちぼち計画【信濃境の家】


「信濃境の家」いよいよ花盛りの季節を迎え、庭と風景は色とりどりになりました。

初夏の販売内覧会を開催しています。

 

例年になく寒く多雪と寒波にみまわれた、久しぶりに諏訪地方らしい冬を静かに過ごした花々が次々と咲いています。

 

ほど近い場所にある井戸尻遺跡も、これから蓮の花の見ごろの季節を迎えます。

散策がてら、このしょうりょうバッタの家をご見学いただければ最高ですね。

ぜひ、ローカル線のJR信濃境駅に降り立ちおいでください。

(駅より徒歩10分です)

 

内覧会の詳細はこちらです → 「信濃境の家」

 

 

 

 

 

 

 

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